*(2)

さて、f医師が画面を見終わった頃を見計らって、妻が下向き矢印を連続して押した。 ,すると。画面が変わって、丁度、血圧の測定結果が示された。

 

(4) 血圧について

  •  前回診察日(◯月〇〇 日)~昨日(◯月○○日)の起床時及び就寝時の血圧は、次表の通りであっ2た。 

 

起床時

就寝時

日数

18

18

18

19

19

19

項目

最高血圧

最低血圧

脈拍数

最高血圧

最低血圧

脈拍数

単位

mmHg

mmHg

pulse/min

mmHg

mmHg

pulse/min

平均値

134

80

70

128

80

72

標準偏差

8.2

4.6

7.8

8.4

6.9

8.4

最高値

152

87

86

141

91

93

最低値

112

68

60

113

68

60

   

やはり、f医師は、画面を覗き込んだ。 しかし、彼からのコメントは無かった。 代わりに・・と言う訳でもないのだろうが、彼は、A4サイズのパンフレットをだして来た。 それは、「パキトレ体操ナビ」のパンフレットであった。 「パキトレ」とは、聞いた事の無い言葉であるが、副題を見て納得できた。 その副題とは、

 

   「パーキンソン病患者に、音楽に合わせて楽しんでいただけるコンテンツです」

 

である。 つまり、「パーキ」で検索すると、他の「パーキンソン」さんや、「パーキング」等、他のノイズが入る可能性があるからだ。 だから、聞いた事の無い言葉にしたのだろう。

 

そして、この音楽がSpotify上で動くのである。 尚、Spotifyとは、世界最大の音楽のストリーミングプログラムで、インストールは無料だ。 そして、実際に聴いて見ると、流石、音楽用のプログラムである。 全体的にHiーFiである(WiーFiではない(寒))。     

 

つまり、プロンプター(案内役の女性)の声が、まるで傍にいる様に思える程、リアルなのである。

診療035 ― 202107(1)

本ブログは、

 

   https://psp-pagf.hatenablog.jp/ または パーキンソン症候群 闘病記

 

の続きです。

 

   ー------------------

 

さて、7月下旬の今日は、5週間ぶりの診察日だ。 そこで、〇〇中央クリニックのf医師との間で、教えて貰った事・アドバイスを貰った事・話し合われた事などを紹介しよう。

 

私は、そのネタとして、A4で 1枚程の「メモ」をWordで起こして、印刷して持参する。 しかし、今回は違った。 と言うのは、プリンターの調子が悪かったからである。

 

どういう事かと言うと、プリンターの6色インクのうち、1種類のみ(黄色)出が悪いのである。 メモは、黒一色なのに・・である。 え? 

 

   「それなら、インクの詰まりを直すメニューが、プリンターにあるだろう」

 

ですって??? ハイ、それはそうなんですが、あれって結構時間がかかるでしょ! 時は既に診察開始時刻を過ぎている!?! これはもう、タブレットSurface Pro7)を持って行くしかない!!! ・・と言う訳で、今回は、紙ではなく、タブレットを持参した。 そして、医師の前で、タブレット自体のスタンドを用いて、f医師の正面に来る様な位置に置いた。 すると、f医師はタブレットを覗き込んだ。 そこには、次の様に書いて置いた。。

   ―――――――――――――――――

 

  • 前回受診日(2021年6月〇〇日)以降のイベントや体調について 

 

  • ドプス600mg、シンメトレル300mg、ノウリアスト40mg、アムロジピン5mg、酸化マグネシウム990mgは、ほぼ毎日、服用した。 (服薬量は、いづれも1日分)
  • 体調は、ほぼ元の状態に、戻った。
  • 7月〇〇日夜、入浴時、「カラン:シャワー 切り替えハンドル」に額をぶつけて、出血。
  • その翌朝。〇〇うちクリニック(外科)を受診。 CTで(骨に)異常なし。
  • 上記以外に、出血に至る転倒は、なかった。

 

  • 臨床調査個人票について 

 

  •  ご記入をありがとうございます。 早速、申請に使わせていただきます。

 

  • 処方について 

 

  • 現行処方に「足の浮腫(むく)み」を取る処方をお願い申し上げます。  また、「これは、どうかな?」と思える薬剤がありましたら、試して見たいと考えています。

 

   ―――――――――――――――――

 

f医師は、上記(3)を見て、こんな事を言った。

 

   「足の浮腫みですかぁ・・ そりゃ、利尿剤をのめば、浮腫みは取れるけど、〇〇だったり、××になっちゃうよ」

 

と。 〇〇や××は、副作用の事らしかったが、上手く聞き取れなかった。 すると、妻が、

 

  「センセ、主人の足は、もう、何カ月も浮腫んでいるんですJぅ・・」

 

と言った。 それに対して、f医師は、

 

    「本当は、こんな運動をやるとイイんだよね!」

 

と言いながら、視線を落とし、自らの足の踵を床に付け、両足を交互にパタパタと動かして見せた。 更に、

 

   「こんな道具が、〇インズかどこか(のホームセンター)で売っていないかなぁ・・」

 

と言った。

 

それを聞いて、私は、

 

   「まさか、(ビニール製プール用の)足踏み式ポンプや、足踏み式ミシンの踏み板の様な物は想像していないだろうなぁ・・ それらは動力源としては使つかえても、脹脛(ふくらはぎ)の運動そのものが目的ではない。 そのためきっと、そんなもの、日用品売り場にも、スポーツ用品売り場にも、ましてや、介護用品売り場にも、無いだろうなぁ・・」

 

と思ってしまった。 (><;)

尚、話しは前後するが、今回は、タブレットを持参して正解だった。 と言うのは、プリンターのインクが出ないのは、プリントヘッドのクリーニングだけでは、上手くゆかなかったのである。 もっとインクを消費し、時間も掛かるメニューでないと、目詰まりは、直らなかったのであった。